八百屋は価格だけでは大型スーパーに個人商店では対抗できませんが、飲食店への配達では商店街の八百屋では大きなシェアを占めています。

八百屋のビジネスモデル

商店街に必ず1店舗は入っていると言ってもよい八百屋ですが、商店街に出店している個人商店の八百屋は近年、市場ではなく直接農家から仕入れも行うチェーン店型大型スーパーの低価格化に押されています。

八百屋

 

商店街の八百屋はスーパーを相手にすると価格だけでは勝負するのは難しく、中には人情で買ってくれる常連客も商店街には多いですが単価が高い商品ではないですし、日持ちもしない商品ですので、活気がある商売でないと店頭販売の八百屋のビジネスは難しいです。

 

全国の八百屋の現状はほとんどの所が活気がありません。
スーパーよりも高い値段の野菜が店頭に並びお客は数人入っていれば良い方で、日中でも客が1人もいない時間も多い八百屋を見る事も多いと思います。

 

こうした八百屋を見ると「なんで潰れないの?」と思うかもしれないですが、商店街などに出店している個人商店の八百屋は店頭販売以外ににもビジネスモデルがあるから経営が成り立っているのです。

 

 

八百屋は飲食店への野菜配達が中心に

個人商店の八百屋の多くが、地域の飲食店に野菜を配達しています。
店頭販売に活気がない八百屋は原則ほとんどがこうしたビジネスモデルを持っています。

 

飲食店への野菜配達は安定した仕事となり、長い付き合いになって慣れてくれば必要最低限の仕入れだけを仕入れて飲食店に配達できるようになるので、不要な在庫リスクを抱える必要がないです。

 

今現在、八百屋の経営をしていくには、店頭での販売力よりも、飲食店との繋がりをどれだけ持てるかが重要になってきています。

 

 

大型販売店が対抗できない理由

野菜の配達も大手が参入すれば低価格で同じサービスをする事ができて、個人商店の八百屋から客を取る事もできてしまうと思われる方もいますが、飲食店が野菜を配達するには、八百屋との信頼関係が非常に大切になってきます。

 

飲食店は小売店以上にお客からのクチコミが集客に大きな影響を与えます。

 

例え安い野菜でも味が悪くて、客からあそこの飲食店で出てくる野菜はマズい。
料理から変な臭いがするなどと言われてしまえば信用を大きく落としますし、レギューラーメニューで使用する野菜は1年を通して安定して仕入れなければいけません。

 

飲食店からしてみれば、野菜を見たときの原価率は悪いものではないので、安さよりも信頼して良い野菜を届けてくれる個人商店の八百屋を選んでいます。

 

大型店ですと、担当者が退職したらまた違う人が来て引き継ぎが上手にいっていないなどのトラブルリスクもありますが、個人商店の八百屋は店主が自分で仕入れから配達までしてくれるので、大手では真似のできない信頼があるのです。